イベント・アーカイブズ
WAAJ 見学会:実感したいライトの系譜


■旧近藤邸(藤沢市民センター)
■旧藤沢カントリークラブハウス
   (神奈川県立体育センター)

■日時:2007 年4 月22 日(日)10:00から15:30


■旧近藤邸
1925 年(大正14 年) 設計:遠藤新

旧近藤邸は、関東大震災の直後の1925年(大正14年)、藤沢市辻堂の松林に別荘として建てられた和洋折衷の当時の代表的な建物。建て主の近藤賢二氏没後、所有者が変わり、老朽化に伴って取り壊しが決定されたが、「旧近藤邸を守る会」を中心とする1年余りの保存運動の結果、藤沢市によって1981年3 月、藤沢市民会館の前庭に移築保存された。
■ 遠藤新(1889-1951)
フランク・ロイド・ライトと帝国ホテルプロジェクトの日本人助手として働いた。住宅作家として知られたほか、甲子園ホテル、自由学園等の公共的な建築をはじめ、多くの建築設計に携った。


■ 旧藤沢カントリー倶楽部クラブハウス

1931 年(昭和6 年) 設計:アントニン・レーモンド
鮮やかな青緑色のスパニッシュ瓦、コンクリートに白いプラスターの吹付けのスパニッシュ風の3階建ての建物。昭和18年、横須賀の海軍に接収され閉鎖。戦後は藤沢市の運動場となり、昭和28年に市から県に寄付。県は周辺を買収して拡張し、陸上競技場や体育館、プール等が整備され、現在に至り、ラウンジは一般に開放された食堂として使われている。
■ アントニン・レーモンド(1888-1976)
1919 年、帝国ホテル建設のため、フランク・ロイド・ライトと来日。1973年に日本を去るまで、アメリカの建築技術や新しい材料を日本に導入し、創造的で意欲あふれる作品を設計した。

■ 案内と解説
北澤興一 レーモンド設計事務所元所員 建築家
水沼淑子 関東学院大学教授


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